またまたオトンの話を。
お年玉、ちょろまかされた話を(笑)。
あ、オチから言ってしまった。
子供の頃。
お正月は一大イベントだった。
だってお年玉、もらえるし。
働かずしてお金をもらえるなんて・・・子供、万歳!!
(こんなことを言ってるあたしってダメダメやなぁ・・・)
で、
うちは両親とも兄弟が多い。
なので親戚が多い。
親戚が多いということは、自然に、集まる、集まる・・・フフフフフフ。
はじめてもらったお年玉。
忘れもしない、合計13000円だった(昔は今よりも貨幣価値が低かったからね、多いって言ってもこんなもんでした)
子供の頃の、
万札は、
憧れ。
いつも10円、20円しか目にしたことのない子供だもの。
いちまんえんは、夢の夢。
その、13000円。
小さかったけど、なぜか金額を覚えてる(よっぽど嬉しかった)
お父さんが「銀行に預けといたる」と言った。
あたしは素直に預けた。
・・・・
序章です(笑)
さて、次の年、
また父に預けた。
その年は18000円だった。
父が銀行に行ってくれた。
そのあと通帳をみた。
単純に計算して、
13000円+18000円=31000円だ。
なのに25000円ぐらいしかない。
おかしい。
父に聞いてみた。
あたし「おとうさん、あんな、お年玉の金額がな、思てたより少ないねん」
父「そうなんか」
あたし「そやねん。なんで?」
父「たぶんな・・・・手数料や」
あたし「テスウリョウ?」
父「そうや。お金預ける時は銀行に手数料払わなあかんねや」
あたし「そうなんかー・・・わかった」
父「そうや」
まだ幼かったのと、
大好きな父の言葉だったので、素直に信じたあたし。
次の年、
なぜそうなったのか覚えてないが、
その年は母に預けることになった。
通帳をみたら、
預けた金額どおり入っている。
あれー?
あたし「おかあさん、今年はテスウリョウいらんのか?」
母「手数料?」
あたし「去年もおととしも、銀行にテスウリョウ払うたで。お父さんがな、銀行に預けるときは払わなあかんって言うてた」
母「・・・・・・・・!!!!!!!!お父さんっ!!!!!!??」
・・・・・また母に叱られた父。
苦し紛れの言い訳。
「ちょっと借りてたんや。返すん忘れてたんや」
うそつけ!!(笑)
さすがのあたしも、子供心に、
「・・・・子供の金、何年借りとるねん!!!」とつっこみかけた。
でも、父が大好きだったので、つっこみはグッとこらえて、
「もー、お父さん、忘れやんといてーや」
と言うだけにした。
そのあと、
そのお金は何倍かになって返ってきた。
申し訳なく思ったんだろう。
ちょっとラッキーだった。