キヨシロー。
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あたしがまだ中学生だったとき、

RCサクセションは大人の、お兄さん的な存在のバンドだった。


奇抜なファッション、

キヨシローの色っぽい声、

きゅーんとくる歌詞。


まだまだ子供だったあたしは、

「車の中で彼女と手を繋いで眠った」

って歌詞だけでもドキドキしていた。


車の中、ってのがなんとも、若くて蒼くて切ない。


でも当時のあたしは、その大人っぽい、甘く切ない胸キュンな曲を、背伸びしながら聴いていた。


キヨシローの歌は、バラードであっても、アップテンポな曲であっても、どれも、そういうものがちりばめられていた。


そして、どんなに奇抜なことをしても、ちゃんと歌詞が聴こえてくる。


泣いてしまったり、共感したり、パワー全開になったり。


「ちゃんと歌詞が聴こえる」


大切なことだ。


日本語ROCKの先導者だったと思う。



一度だけ、


ナマの清志郎をライブでみた。


高校生だったあたしは、友達と一緒に、大阪の南港の特設会場で行われた「Super Jam」(スーパージャム)という、今でいう「ロックインジャパン」みたいなライブイベントに行った。

たくさんのバンドが出演し、数時間行われる。


あたしと親友のT子は、チケットが取れた日からドキドキで、

いつも学校でその話をし、当日何を着ていったらいいか?とか、

トップバッターは誰で、ラストは誰だろう?とか、そんな話ばっかりしていて、

ワクワクが頂点を迎えたところで当日を迎えた。


暑い夏だった。


むせかえるような暑さの中、あたしたちは大興奮し、拳をあけだり、跳び跳ねたりしていた。

あたしのその日の一番のお目当てはバービーボーイズだったのだが、親友のT子はRCサクセションだった。


ラストがきた。


大トリはRCサクセションだった。


RC好きなT子とキャーキャー言いながら、前の方へいき「キヨシロー!キヨシロー!」と何回も叫んだ。


一緒に跳び跳ねた。


最高の1日だった。


帰り道は何度も何度もライブの感想を喋りまくり、


その日からしばらくは学校でもライブの話で持ちきりだった。


あの日のライブは、確実に、あたしの青春の思い出となった。



T子とは、


高校を卒業して離ればなれになったが、ずっとつきあいがあり、今でも親友だ。


ずっとキヨシローが好きで、


その後、なんと、


RCのライブで知り合った男の子とつきあうことになり、


そして、結婚した。


今は、そのだんなさまと、可愛い二人の子供と、仲良く幸せに暮らしている。


キヨシローがいなければ、


2人は出会うことはなかったんだ、と思うと、あたしは、さらに胸いっぱいになってしまった。



心より、


ご冥福をお祈りいたします。



2人を結びつけてくれて、ほんとうにありがとうございました。
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by mop-katsuhira | 2009-05-13 00:18
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