ねこが好きです。
写真は、どりさん家の猫、みーちゅー。
今年のはじめ、あたしが酔い潰れた新年会の時の写真(これを撮った時はまだ正気だった・・・)
ねこはいいね。
可愛いね。
てゆうか、犬も好きだし、大概の動物は好きなのですが、
ねこは昔から実家で飼ってたし、なおさら好きな訳です。
ねこの話。
近所にのら猫がいる。
シマシマなので、シマ子、と名付けた。
シマ子との出会いはもう3~4年前になるだろうか。
当時はまだ小さくて、
といっても仔猫よりは大きく、でも成猫ほどもなく、
中くらいの大きさの猫だった(でもまだ子供)
可愛かったので、ついつい餌をあげた(ウィンナーとか、そんなのだったと思う)
それに味をしめたのか、
シマ子は、それから毎日、あたしが帰ってくると、ドアの前で待っていた。
もしくは、玄関前に置いてある洗濯機の上に、我がもの顔で、寝そべっていたりした。
可愛いやつめ、
と思いながら、
あたしは、猫の缶詰や、カリカリを買ってきて、せっせとあげたりしていた。
シマ子に餌をやる日々は数ヵ月続き(毎日ではなかったけれど)
仲良くなったと思いきや、決して体には触らせてくれず、
ちょっとでも、触ろうものなら、「シャーッ!!」と威嚇される。
「なんでやねん!」とつっこみながらも、
「まぁ、ノラやし、しゃーないな」と思っていた。
ある日、
廊下に貼り紙があった。
「最近、野良猫に餌をやってる方がいるようです。
近所の迷惑になりますので絶対にやめてください」
大家さんだった。
「げげ。あたしやん」
あちゃー、と笑いそうになったが(おいおい)
その瞬間、
ヤバイと思った。
バレたら文句言われる。
かと言って、飼うこともできない。
こっそり飼ったりなんかしたら、
「出ていってください」と言われてしまう。
その日からあたしは、シマ子に餌をあげるのをやめてしまった。
シマ子は相変わらずドアの前で待っていたが、あたしは無視をした。
すまん・・・シマ子・・・
心を鬼にして、グッとこらえた。
玄関の小窓から見ると、シマ子はしばらくその場にいたが、
少したつと諦めたのかいなくなった。
次の日もシマ子はあたしを待っていたが、
あたしは、急いで部屋に入って無視をした。
許せ・・・シマ子・・・
そうこうしてるうちに、シマ子はこなくなった。
寂しかったけど、仕方なかった。
ごめん・・・
冬がきて、寒い日々が続き、シマ子のことが心配だったけど、
あたしも忙しい日が続いていたので、だんだんシマ子のことは思い出さなくなってしまった。
そして、春になって、暖かくなったある日のこと、
突然、シマ子がやってきた。
「わわ!ちゃんと生きてたんか!」
もう成猫になったのであろう、大きくなっていた。
ちょっとふっくらしたシマ子を見て、わたしは思った。
「おまえ~、ちゃんと他のところで、ええもん食べてたんやなぁ。よかったなぁ。フフフ」
餌をやりたかったが、またクセになるといけないし、
中途半端なことをしてしまうことになるので、何も与えなかった。
またシマ子は来なくなった。
数週間後、
また突然、シマ子がきた。
えええええええええ!!!!?????
なんと!!!!!!!
シマ子は仔猫を二匹連れてきたのだ!!!
みーみー、と母猫(シマ子)のあとをついていく仔猫たち。
まじ!?まじ!?まじすか!?
子供だったシマ子が母親の顔してる。
うひゃー。
仔猫は、
シマ子と同じ、全身シマシマ柄が一匹、
手足は白で、背中にシマシマ柄のあるのが一匹。
感動した。
あたしに仔猫を見せにきたのかい!?シマ子よ!!
たぶん、シマ子はそんなつもりもなく、ただ、
「あいつやったら餌くれるかも。この子ら養わなあかんから大変やねん」
と、思っただけだと思うけど、 あたしはかなり感動してしまった。
その日ばかりは、「大家さん、すんません、すんません」と心の中で謝りながら、
冷蔵庫にあった、かまぼこか何かをあげてしまった。
その後、
シマ子と同じ柄のシマシマの仔猫は、いなくなった。
死んでしまったんだろう・・・
手足が白いほうは生き残った。
チビ子と名付けた。
あれから何年かたって、
チビ子はめちゃめちゃでっかくなり、とても「チビ」ってもんじゃないが、
あたしは相変わらず、チビ子、と呼んでいる。
シマ子もチビ子も、今でもたまに見かける。
もう、さすがに、ふたりで一緒ではないけれど。
元気そうだ。
姿を見ると、ほっとするのだった。
あらら。
柄にもなく「動物と私」、的な日記書いてしまった・・・・
でもね、でもでも、
これ、まじ、実話なんです。